第2回「アオアシ奨励金」オンライン会実施の報告

奨励生たちと4月にオンライン会を実施しました。
このオンライン交流は、子どもたちが今年達成をしたい目標を設定し、プロサッカー選手に相談をしたりアドバイスを聞いたりしながら目標達成を目指します。
当日は、森谷賢太郎選手(サガン鳥栖)、家長昭博選手(川崎フロンターレ)、尾田緩奈選手(立川アスレティックFCレディース)に参加いただきました。

奨励生たちの気持ちや意気込みをいくつか紹介します。

Q. 奨励生に選ばれたとき、どんな感想を持ちましたか?

「最初聞いた時は普通に嬉しかったけど、他にも落ちた人もいるわけだから、その分頑張らないといけないという気持ちと、今じゃなくても大人になった時に恩返しができるようにしたいです」

「小学生の頃、親が厳しくてサッカーをしてても応援されている気がしなくて、嫌嫌やっていた。だから、応援されるってことが分からなくて、でも、今回自分の気持ちを伝えてそれを分かってくれて、自分の気持ちを分かってくれるってこういうことなんだなと思った。お母さんから部活帰りに電話で聞いて、嬉しかった」

「嬉しい気持ちももちろんあったけれど、誰かに支えてもらってかなえる目標というのが初めての経験なので、自分の夢に責任を感じました」

「びっくりしたのと、今年から寮生活になりお金の面も色々かかるし制服代もかかり、お母さんも仕事を掛け持ちして働いてくれていて大変な思いをしていた中で選ばれたので、ホッとした気持ちです」

「とても嬉しかったけれど、その分みんなが期待してくれているので生半可な気持ちではできないと思っています。頑張ります」

「嬉しかった。アニメと漫画を見てたから余計に嬉しかった。父親ひとりで育ててもらってて、アオアシとは逆だけど寮に入るのは一緒だったから、自分を当てはめてしまいちょっと泣きそうになりました」

「自分が今までサッカーで過ごした小学生の6年間が認められた感じがして嬉しかった」

Q. 今年挑戦したい目標を小・中・大の3つ教えてください。

小:毎日の練習をただやるのではなく、前日夜とかに練習の目標を決めて取り組むこと。1年生が入ってきてメンバー争いが激しくなった。成功する人は大きい目標より小さい目標を沢山立てる方がいいと動画で言っていたので、自分も毎日の練習をただこなすのではなく小さい目標を立ててみようかなと思う。
中:Aチームに定着すること。
大:インターハイと選手権に出場すること。

小:球際を強くすること、ボールを持っていないときの動き
中:カテゴリーを上げてスタメン出場、オフザピッチを意識すること
大:トップチームに上がり試合出場する。スペイン遠征があり海外選手とやるので経験を積みたい

小:怪我の克服(オスグッド、肘の骨折)
中:後期の県リーグを素晴らしい成績で終わらす
大:自分のしたいサッカーができる高校に行ってプロを目指したい

小:左足と右足を同じレベルで蹴れるようになる
中:県大会ベスト4に行きたい
大:年間で200点取ること

小:得意なポジションだけ極めるだけでなく、苦手なポジションもいっぱいやっていきたい。
中:どこのポジションにも適用できるように誰かが休んでも適用できるようにすること。
大:自分がチームを勝利に導いてクラブチームを昇格させること(二部から一部へ)。

小:日頃から生活リズムを整えて、怪我や病気をしないよう一定のパフォーマンスを出せるようにする。
中:チームを全国大会ベスト8に入ること。
大:去年関東トレセンで終わったのでナショナルトレセン選出されるように頑張りたい。

奨励生たちは選ばれた喜びや安心を噛み締めながらも、責任もまた感じていました。私たちとして、応援されることを重荷となるプレッシャーではなく、前に進むパワーに変えていけるよう皆に伝えていけたらと思います。そして、それぞれの目標を達成できるよう、今年も1年間応援していきます。

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